旦那が会いに来てから、メールと電話の日々が続いた。

G君とも変わらずだった。

G君は、その後どうなったとか、私の気持ちが変わったかとか、そういう事を聞いてこなかった。

ただ、「ティナの気持ちがどっちに進むか固まったら話して欲しい」と言っていた。

 

こんなどっちつかずの状態の中、役所から電話が入る。

 

「〇〇(息子)君の保育園についてですが・・」

 

「私共で、〇〇(息子)君の生活状況を報告し、その現状を聞いた保育園の園長先生が、保育に携わる者として、決して見過ごす訳にはいかないという事で、保育園に入園出来るよう支援してくださり、入園環境が整いました。入園手続きについてご説明をしてもよろしいでしょうか?」

 

保育園が決まった!!!凄く嬉しかった。

この園長先生には、本当に感謝しています。

 

息子は、年度途中からの入園となった。

初めての保育園、泣いてしまうかなとドキドキの登園初日の朝だったけど、全然物怖じせず、「オカーシャ、バッバーイ!!(お母さん、バイバイ)」と言って、先生に手を繋がれて笑顔で教室に入って行ってので、とても安心した。

 

お迎えの時も、私を見つけると「オカーシャ!!」と言いながら、嬉しそうに急いで靴を履いて向かってきて、帰り道で「楽しかった?」と聞いたら、お友達の名前なのか、何人かの名前と、「イーッパイブッブシッター!!オモショカッタヨー!!(いっぱい車で遊んで面白かったよ)」と笑顔で言っていたので、保育園生活は問題なく過ごせそうだった。

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「オトシャッ、イッチャメー!!(お父さん、行ってはダメ!!)」

 

そう言って、元旦那の服を引っ張り、ドアの前で泣いて暴れた。

まだ幼いとはいえ、何かを感じていたのかな。

 

「すぐに戻るよ、また帰ってくる。また遊ぼう。一緒に暮らそう。」

 

「カエリュ?クリュ?(帰る?来る?)」

 

「うん、待っててな。」

 

「デンワァ、シッテネ~!(電話してね。)」

 

「電話するよ。じゃあバイバイ。」

 

「オトシャッ、バッバーイ・・」

 

こんな感じだったかな。

元旦那が帰ってもしばらく息子は玄関から動かなかった。

その間、私にずっと「オトシャッ、バッバイシタ・・」と何度も私に言ってきた。

 

「バッバイしたね、お父さん、また来るよ!また遊べるよ。」

 

「オトシャッ!アショブー!(お父さんと遊ぶ!!)」

 

あまり泣いたりしない息子が、そう言いながら私に泣きついてきた。

 

「うん、大丈夫だよ、大丈夫だからね。」

 

それしか言えなかった。

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その日の夜、元旦那は体の関係を求めてきた。

私は、サレラリ期だったんだと思う・・応じた。

長年付き合った元旦那とは、安心感があり、懐かしい感覚だった。

嬉しい気持ちと、悔しい気持ちと、よく分からない感情になりながらも、本当に求めているのは、元旦那なんじゃないかと感じた。

 

私はそこから眠れず・・翌朝、息子が目を覚ます。

元旦那の存在を確認した息子は、「オトシャッ!!(お父さん)」と言った。

やはり、本当の父親が分かったのか・・

息子は、寝ている元旦那の体の上に積み木を並べて遊んでいた(笑)

しばらくしても、全然起きない元旦那の体の上に、ミニカーを走らせるとやっと起きたようだ。

 

「ん?・・〇〇(息子)―!!おはよう。久しぶりだな。」

 

「オトシャッ、オキッタネ~!!オハヨ~」

「ブッブ、アショブ??(ミニカーで遊ぼう??)」

 

「うん、遊ぶ。ブッブ好きか?いっぱい遊ぼうな。これからもずっと!」

 

「ウン、アショブー!!」

 

元旦那は、1日中息子と遊んでいた。

遊びながら、携帯で息子の写真を撮っていた。

 

夕方になり、元旦那の帰る時間となる。

 

「ティナ、毎日連絡していいか?」

 

「一応いいけど、彼氏が居る時は電話出られないからね。」

 

「分かった。戻るまで〇〇(息子)の事、よろしくな。」

 

元旦那が帰る支度をしていると、息子がその様子を見てグズッた。

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「晩酌する?」

 

「ティナの晩酌に付き合うけど、俺は、真面目な話をしたいから、今日は飲まない。今度また、前みたいに二人で晩酌しような。」

 

「分かった。今度があるかは分からないけど・・」

 

「もう・・そういう悲しい事言っちゃうのね(´;ω;`)

 

一応、元旦那と一緒に飲もうと思ってたから、お酒を飲まずに待っていたので、すぐにビールを開けて飲んだ。

なんか、真面目な話とか言われると緊張するから、早いペースでビールがなくなった。

 

「彼氏は、俺が来る事知ってるの?彼氏はどういう人?ティナ、シングルだから、騙されてるんじゃない?」

 

「そんな人じゃないよ。アナタが居なくなってから、母子二人で暮らしていて怖い事もあったけど、私と息子を全力で守ってくれるいい人だよ。今日来ることは知ってるよ。」

 

「普通、彼氏だったら耐えられないんじゃない?他にも女がいるんじゃないかな。だから平気なんだよ。」

 

「違う。G君は、常に私と息子の幸せを考えてくれている。ほぼ同棲状態だし、〇〇(息子)の父親になると言っている。でも、自分の気持ちだけならばこのまま一緒に居て、私の気持ちが結婚に向くのを待つだけだけど、子供にとっては本当の父親が一番で、本当の父親には勝てない。私の気持ちが許せるのであれば、戻れる家族は戻った方がいい。それがティナの幸せに繋がるのであれば、俺はいつでも身を引く覚悟が出来ている。ティナの気持ちをきちんと確認するいい機会だ。って言ってくれてるんだ。アナタ達みたいな、自己中ワガママ自分だけ大事な歪んだ愛情とは違うんだよ。無償の愛ってものなのかもしれないな。」

 

「そうなんだ。複雑な気持ちだけど、G君には感謝しないといけないな。」

 

G君もバツイチで元妻に不倫されて、子供も連れていかれて別れたんだって。だから、私の辛い気持ちも受け止めてくれて、同じ立場同士、支え合いながら過ごせてる。」

「ティナの気持ちに少しでも俺との未来はない?」

 

「分からない。やっぱり好きだなって思う気持ちと、許せない、信じてはいけないって気持ちと、両方ある。」

 

「ティナは、いつまでもG君に待ってもらおうと思ってる?」

 

「思ってないよ、だから別れたいとも言ったし。今のこの状況で誰とも付き合う資格なんてないと思ってる。でも、G君はそれでもいいって言ってくれて、今に至ってる。」

 

「そうか。そうだよね。俺が何か言う資格もないんだもんな。」

 

「でも、もう1度だけチャンスをもらえないかな。不倫した事、家族を捨てた事、離婚した事は消えない。これについては、何を言われてもいい。ティナが不安になる事はしない、絶対にもうしない。家族にした罪を一生背負う。言葉だけでは信用できないと思う、だけど、反省した自分を審査してると思ってでもいいから、少しの時間だけでもいいから見ていて欲しい。」

 

「俺、こっちに帰る。隣の空き部屋借りたいけど、それじゃティナもG君も嫌だもんな。仕事の関係で向こうに一度戻らないといけないけど、すぐに市内に住むよ。復縁をしてほしい。」

 

「うーん。。またアナタはそうやって悩ませるんだね。。私、ずっと家族を守ろうと必死で動いて、でもアナタがそれを拒否して離婚したのに、今更、新しく前を向こうとしてたところにやってきて、私の心を揺るがしていく。。」

 

「すぐには決断が出来ないけど、、復縁も考えてみようと思う。」

 

「分かった。俺、絶対にティナの信用を取り戻すから。家族で暮らしたい。」

 

その後、元旦那とは色々な事を話した。その中でも、日払いの仕事をしていた時に、60代の男性と仲良くなり、その男性は元旦那と同じ境遇で家族を捨てた事を悔やんでいて、元旦那には、戻れるならば早いうちに戻った方がいいと助言をされた話を何度もしていた。

その男性の生活を見て、自分の将来か垣間見えた、後悔しかないと言っていた。

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「ティナ、久しぶり!会いたかった!」

 

「久しぶり!元気だった?」

 

玄関のドアを閉めると、元旦那が抱きしめてきた。

 

「おっと!ちょっと・・それは・・」

 

「ごめん。」

 

抱きしめられた時、凄く嬉しかった気持ちは今でも覚えている。

(やっぱり、私はまだ元旦那が好きなんだな。と思った。)

でも、やっぱり信用できない、しちゃいけないという気持ちが勝っていた。

この時期は、好きな気持ちと信じてはいけないという気持ちがせめぎあっていた。

 

旦那は、息子の寝顔を見て、布団を掛け直したり、息子の手を触ったり、父親の顔になっていた。

不倫サレてから離婚に至るまでの怖い顔の元旦那ではなく、不倫が分かる前までの優しい顏になっていた事に気づいた。

 

「カレー食べる?」

 

「いいの?」

 

「うん。」

 

カレーを食べながら、元旦那は目に涙を溜めていた。

 

「懐かしい!ティナの味だ。手作り料理なんて最近食べてないから、感動する。」

 

「食べ終わったら、少し話す時間くれないかな。夜遅いのにごめんね。」

 

「いいよ。」

 

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その日は、お休みでソワソワしていた。

なんか落ち着かなくて、息子と街をブラブラしていた。

ミスド食べたり、駄菓子屋さんでお菓子買ったり、某観光名所に癒されたり、海でボケーッと船を見てたり・・

そんな事をして過ごして、夕方アパートに戻ると旦那からメール。

 

「高速バスに乗りました!!ギリギリで乗り遅れそうだった!!もうすぐ会えるね、俺泊まっていいんだよね?着く頃には、〇〇(息子)は寝てるかもしれないけど、明日いっぱい遊べるから楽しみだ!!」

 

「気を付けてきてね。〇〇(息子)はどんな反応するんだろうな。」

 

そこからカレーを作り、息子と食べた。

「オーイシッ」

飛び切りの笑顔をくれた。

息子は、今でもカレーが大好き人間だ(笑)

 

お風呂に入り、元旦那とどんな顏して会っていいのやら・・落ち着かない。

お風呂にたくさんのオモチャを浮かべて、拍手をする素振りをして喜んでいる息子の姿がとても可愛くて、気持ちが紛れた。

 

息子が寝て、一人でテレビでやっていた映画を見ていた。

太平洋戦争についての映画だった為、衝撃と悲しさと怖さがあり、涙が止まらなかった。

怖さが強くて、もしもこういう極限の時、私は子供を守れるかと考え、不安になった。

でも当時の人々は、そんな事を考える余裕もなく、必死で守り続けたんだと思う。

だからこそ、今の私たちがこうして平和な日本で生きていられるんだなと思った。

 

映画を見終えた頃には、意識が戦争の事に集中していて、元旦那が来ることを忘れかけていた。

ウトウトしていると玄関のチャイムがなり、ドキドキしたのを覚えている。

 

ドアの覗き穴から確認すると元旦那が立っていた。

どうしよう・・本当に来た!!!

 

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プロフィール

✩ティナ✩

Author:✩ティナ✩
旦那の本気不倫→離婚→復縁までの道のりを書き綴ってみようと思っています…
不倫サレ、離婚、復縁し、現在再構築中?いやもう再構築成功か!?といった感じです。

今は働いているので、更新はメッチャクチャ遅いだろうけど、思い出して辛くなる事もあるだろうけど、過去を整理しながら、昔の自分にもう大丈夫だよと言えるように、完結していこうと思います(^O^)

現在は、不倫しやがった旦那も更正し(もう信用したくても出来ないけどねっむかっって思いもなきにしもあらずですが…)私も離婚の経験から、自立を身につけ、同じ相手と2回目の結婚で家族を再スタートしております☆★

"雨降って地固まる"で、今は家族3人幸せに暮らしております♪

不倫をされて傷ついている人、頑張れ!!
真面目に生きていれば、必ず、道は拓けます!!






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